念願のパンの復活

爽やかな梅雨晴れの朝
今から22年前、まだひまわり市場が今のドラッグストアのところにプレハブで営業していた時代。
あまりひまわりでは買い物してなかったが、あるパン屋さんの食パンだけは美味しくてよく買っていた。
“ブランジェリー・クレッシェンド”のパン・ド・ミ。
店舗は持たず若きパン職人高山氏が実家のペンションの厨房でが細々と焼き上げた食パン。
独特のもっちり感と絶妙な噛み応えとほんのり甘いパンケーキのような食感が美味しくて好きになった。
特に全粒粉を使ったパン・ド・ミは風味が増してて特に好きだった。
そして我が家がこっちに越してきて以来、正月と出かけている時以外ほぼ毎朝食べてて生活の一部になっていたその食パン。
その話が元でひまわり市場の社長とも飲み仲間になったw

そのパンとパン職人のファンは我が家だけではなく、一時は争奪戦になっていた時期もあるほど一部の人の間では絶大な人気を誇っていた。
そんな大好きでかけがえの無いパンが職人高山が修行の為八ヶ岳を離脱して手に入らなくなったのが、今から14年前。
そこから我が家の毎朝食べる定番パン探しが始まったのだが、彼の焼いた“コンプレ食パン”に敵うパンにはお目にかかれなかった。
その後違う美味さで定番になったのはいくつかあって今に至るが。

数年前その高山氏が八ヶ岳に戻ってまたパンを作り始めたのだが、我が家が欲していたコンプレのパン・ド・ミは復活しなかった。
ひまわり市場の社長には会う度にラブコールしていたのだが、この度新店舗をOPENするにあたりやっと復活することになり早速買ってきた。この日をどれだけ待ち望んでいたことか。
柔らかい食パンにも関わらず持った瞬間ずっしりとくる重みで「ああ、あのパンが戻ってた」って感じ。
早速トーストして食べてみたけど、甘味こそ少し控えめのようだがあのもっちりとした中にも独特の噛み応えのある食感は当時を彷彿させる。
多分これまでの経験を踏まえブラッシュアップさせているんだろうけど、ただ個人的には昔の方がもっと好きだったかも。
でも、これでまたあの頃の朝の楽しみが復活すると思うと嬉しい限り。

その他にもひまわり市場オリジナルソーセージを使ったソーセージサンドも実に美味く、ランチの定番がまたひとつ増えた感じ。
後は昔大好きだったチキンフィレサンド(写真5参照)が復活してくれたら言うことないんだけどなw