施設見学をしに

今日は午後から義母のデイサービスの施設の見学をしにまたまた青梅まで。
さすが横田のお膝元、こんなのが街の上空をグルグル飛んでた😅
それにしても暑いなぁ〜青梅、っていうかみ〜の実家😓

で、今日見学させていただた小規模多機能デイサービスは建築の設計としては細かいところまでこだわりを感じて、すごく良く出来ていて参考になった。
というか建てられた10年前なら間違いなく自分もこうしただろうというような仕様だったし、「そうそう、ここはこうするよねぇ」と自分の設計理念に限りなく近くて共感できた。
ただ、実際に使用した際のスタッフさんの率直な意見を聞いてみたかったな。
設計者としての意図はとてもよくわかるし、ある意味理念に基づく理想的な建物だと思う。
でも、あそこまでやってしまうと逆にそれによる不都合も出て来るはず、実際そういう匂いを感じるところも多々あった。
不特定多数が関わるモノの場合、理想とか理念、デザイン性と実際の使い勝手とか効率性や合理性、どちらを重きを置くかそういうバランスが重要でそこが悩みどころでもある。
もちろん全てを網羅できればそれに越したことはないけど、なかなか難しい。
昨年お引き渡ししたデイサービスも実際に使う現場の方々の声を聞いて、本当はこうしたいをグッと我慢して考えた結果だったしね。
建築って建物自体がどうこうってのももちろんあるけど、それ以上にそこに関わる人々にどうあるべきかが重要なファクターであるからね。
一生懸命考えてデザインしたことが
『ああっ!!使い勝手が悪いなぁ本当にっ」
とか、せっかくいい素材を使ったのに
「全くもうっ!!掃除がし辛いったらありゃしないっ』
って言われたら本末転倒。
まあ行き着くところ依頼された建物は“モノ”や設計者の“作品”ではなく、依頼者の持ち物そして“空間”と“日常”、依頼者に喜んでいただき満足いただき、日々幸せを感じていただければそれでいいのである。
義母も行くなり、ちょうどやっていた軽体操に自ら早速混じっていたし😅
結局家に閉じこもっているよりこういうコミュニティーを求めていたんだろうね、内心では😌
人は壊れてくると本能に正直になってくるし、これは経験積みなのでよくわかる😁
ってことでここにお世話になることになりそう。